お茶の葉が採れる杜仲の木は、非常に珍しい化石樹木☆
6千万年前からこの地球上に存在し、氷河期を乗り越えて生き伸びたのは1種類だけ☆
20年程度で高さが20mにも達する落葉高木で、雌花をつける株と雄花をつける株の区別がある雌雄異株の落葉樹です☆
杜仲の原産国である中国では、数千年も前から杜仲の「樹皮」を医食同源の食品として利用☆
杜仲の樹皮に含まれるリグナン成分は、抗ストレス、更年期障害、血圧降下、滋養強壮に有用であることが現代の医学でも証明され、日本でも樹皮は医薬品に指定されています☆

また牛乳の10倍のカルシュウムも含むのも驚きです☆(ビオナート農園の杜仲の木)
♦血管が若返る!
杜仲葉に普段の食生活では摂ることのできないゲニポシド酸やアスペルロシドなどの健康成分を豊富に含み、ノンカフェインで子どもからお年寄りも飲める優しいお茶なのです☆
とりわけゲニポシド酸には血液中のコレステロールなどの脂質や内臓脂肪を燃焼させる効果があるため健康茶として推奨されています☆
このゲニポシド酸が血管に一酸化窒素(NO)を分泌させる作用で、血管がやわらかく、伸び縮みしやすくなり、血栓や 動脈硬化を防ぐとのことです☆
つまり、血管が若返るのです!
杜仲茶を飲むと、その一酸化窒素が血管から分泌されやすくなることが最近の研究で わかったのだそうです☆
この成分は、ウーロン茶、プーアール茶などダイエットに良いとされる他のお茶には 含まれていないのが特徴です☆
さらなる研究により、杜仲茶の抗肥満作用がアスペルロシドによることを発見し、そのメカニズムの解明が進められているとのことです☆

♦杜仲は、漢方薬の中で高麗人参、鹿茸と並んで三大名薬として知られています☆
漢方の「神農本草経」の中でも、副作用がなく長期服用可能の薬物として「上品」として分類されてまさに夢のような漢方薬なのです☆
杜仲緑葉茶とは、杜仲の葉を日本茶の技術を活かして、その薬効成分を可能な限り損なわないようにした、文字通り緑の杜仲の葉の粉末です☆
杜仲の木は虫などを寄せ付けないため、もともと農薬などとは縁がが全くないのです☆
♦杜仲茶の実際
ビオナート農園で20年ほど育った杜仲木を日本茶の技術を活かして、その薬効成分を可能な限り損なわないようにするため杜仲の葉の粉末づくりをしました★
蒸煮は97~98℃1.5~2分程度で大釜で蒸しむらのないように行います☆
この後冷却をした後、通常の製茶と同じ行程で、荒揉から揉捻していき、粗乾燥をします☆
粗乾燥をしたものを釜炒りし焙煎を行い、褐色化の酸化を防ぎます☆
粉砕によってなるべく微粉末に加工して完成しました☆
課題は植物の葉の薬効を最大限に活かすことが今後の課題です☆

♦驚くべき成分!
杜仲葉100g中の食品成分と 含有量★
水分 2.5mg
たんぱく質 16.2g
脂質 6.3g
繊維 32.1g
灰分 9.1g
無水カフェイン 検出せず
タンニン 6.32g
リン 266mg
鉄 27.4mg
カルシウム 997mg
ナトリウム 3.3mg
カリウム 1.36% ★
マグネシウム 2.31g
亜鉛 3.51mg
マンガン 16.2mg
ビタミン類分析試験結果★
ゲニポシド酸 28%
エピガロカテキンガレード 200mg
スーパーオキシド
消去活性 1.7×10の4乗
単位/g
βーカロチン 36.0mg
ビタミンA効力
8βーカロチンより換算 20.000mgg
サイアミン
(ビタミンB1) 0.33mg
リボフラビン
(ビタミンB2) 0.86mg
ビタミンB6 1.90mg
ビタミンB12 0.04μg
総トコフェロール
ビタミンE 26.9mg/100g
総アスコルビン酸
総ビタミンC 194mg
フイロキノン
(ビタミンK1) 0.04mg/100g
ナイアシン 3.22mg
ケルセチン 3.0mg
「財団法人日本食品分析センター平成8年10月28日分析結果」
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