ロケストを通して忘れかけている自然の恵みに感謝!
火と食住★ ビオナート農園のおくど(かまど)☆
「カマド」とは 食物の煮炊きに用いる世界に共通する施設☆
ビオナート農園ではロケットストーブ式でお米や小豆が美味しく炊けることで天然産のお醤油や味噌、麹などがそれなりの量でつくれてます☆
昔ながらの自然のエネルギーを使っての食べものづくりは、それなりに手間がかかり課題もあるのですが☆
そのエネルギーのすべてが今や電気・ガスが主です☆
現在では調理不要のインスタント食品も多く、食べることと火がかけ離れた存在となっています☆
歴史的な京都府内ではカマドでご飯を炊いているところは知る由もないけど☆
文化財としての建物の中にカマドはあるが、火災の危険もあり使用しないようにという考えもあるのでしょう☆
(それでも使うのは、お寺ぐらい)
豊かな水に支えられた京都の神々は、実はお米に密接に関係する神々で☆
賀茂神社や清水八幡宮などの大事なお祭りに竈が使われ大事に保管され、展示されているようです☆
少し考察するとカマド神は家の中で火を使うカマドや囲炉裏に祀られる☆
炊事をする場所、つまり家族の生活の拠点に鎮座する神であり、家の守り神として信仰されて火の神だけでなく、炊事の守り神として深く関係し、農作の神としても「チカラ」を発揮したといわれています☆
ローマには30万、日本は八百万の神がいたけど、神はどこへ行ったのでしょうか?
カマドの一般的な魅力をあげると★
薪炭の火の効能 炭火焼きがおいしい ☆
(ガスには水素が含まれていて、燃焼により水分が発生し素材をからっと焼き上げられない)
遠赤外線と近赤外線の組み合わせにより、素材のうまみを逃がさず焼ける☆
小枝は火力を調整しやすく まんべんなく焚くことができておいしく仕上げられる☆
カマドは燃料の節約にも☆
一度に複数の料理も可能☆
私的にはガスなどが陰としたらこの薪のかまどの火は陽ととらえたいですね★
やはり人間が人間であるためにはもう一度火を見つめ直す必要があるのではないか☆
「家」とは、 「家族」とは、一つの火を囲んで一緒に暮らす人びと★
カマドや囲炉裏という火処は、家自体や家の神の象徴!
おくどさんは、家族や地域の人々を結びつける役割を!
忘れかけている自然の恵みに感謝し、人間の生活や物の見方や考え方を形成してきた民具であるカマドに敬意を表して☆
自給自足に資するよう実証していきたいものですね☆
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