自然と人間の和み★ ヘラをデザインする!

百姓という仕事が自然をつくる!
昔の人は自然との対話能力を備えていた!

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暮らしの中で用いていた道具は、互いに調和した体系美なのだ★
農作物の価値だけでなく「自然」もつくる★

♦無限のまなざしで自然が教えてくれているのにきづく!
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身近に山と積まれている生活用具は、1つ1つは利便性があり、中には機能的・デザイン的に優れたものもあるけど☆
総じて味も素っ気もない、ただ単に奇抜だったりして、何よりも全体として何の関連性も統一性もなく、1つの暮らしぶりが表現されてないのを感じます☆
総和がその人、その家なりの自然と人間とのなごみかたとして生活文化を形づくってきたのです☆

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♦昔の人に学ぶ!
田や畑や森や野草や家畜や獣等々についての生活百科全書的な知識を持って、
その恵みを用いて食品を加工したり料理を作ったり家を直したり道具を調えたり、たいていのことは人の手を借りずに自分でやってしまう万能的な技術をごく当たり前に身につけていることである☆
一昔前まで人は皆、そのような自然との対話能力を備えていて、それによって能動的に自分の生活をコントロールして暮らしていた☆
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道具ってどんな意味?
道具は「道の具」☆
中国では道具は「仏教に用いる器具」のことで、それが日本では室町時代に、家財道具から大工道具まで含む一般的な道具の意味に転化したのだと言う。(平凡社の百科事典)
「道」は「お祓いをして人が通れるように清める」というのが原義で、そこから転じて「みちびく」、そのための「はたらき」「てだて」という意味に用いられ、また「具」はそもそも、昔は貴重品で通貨としても用いられた「貝を両手で持って奉る」という字で、儀礼の際に用いる器の中にそれにふさわしい中身が具わっているという意味での「そなわる」「そろう」を意味したと言う(字通)
ある目的のために備えておくべき手段なのですね☆

ちなみに英語では手先というtool(トゥール)
神の代理人というimplement(インプルメント)
「農機具」という場合にはfarm implement
Utensil(ユーテンスル)という言葉もある☆(random house 英和辞典)

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♦人間が本来持っている生活能力★
思うに何千年にもわたって社会全体の知恵として発展してきた伝統的な生活用具が、歴史の彼方に消え去って、今では博物館や民俗資料館に行かなければ目にすることも出来ないのか☆
何時の頃か衣食住の要素は、カネさえ払えば手に入り、壊れたら買い換えればいいだけの話になって、自分では何もやらなくてすむようになった☆
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♦退廃するのは道具だけ?

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生活物質はあり余っているけど
なぜか今日のわれわれほど、ものから疎外されている人間はかつてなかったのでは?
意外にものを知らないのでは?
ものとの心のかよった対話を失っているのか☆
何でできているのか?
どうして作られたのか?
わからないものに囲まれて私たちは生きているの?

♦自分の力で環境のとらえ方を変えることができるのだ!

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祖先がこの日本の風土の中でどんな生活用具を生み出し使いこなしてきたか☆
本物志向や自然ブームの中で再び実用の道具として真の価値が見直されたいですね☆
本物と偽物をよく見分けて、自分らしい道具生活をしていくことなのです☆
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つまり「農的生活」ということになる★
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「人間は道具を作る動物」というのですね・・・★



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♦ヘラ(しゃもじ)のデザイン要素★【ビオナート農園産】
①身近な風土で生きる天然材の使用
⓶機能美(味噌ベラ・ジャムヘラ・チーズヘラ・醤油用ヘラ・左右用ヘラなど)と楽しむデザインを追求
⓷無塗装(化学製品を使わない)の自然肌
④用途によって天然の荏胡麻油仕上げや柿渋仕上げ
⑤「星日月」「ビオン」「ビオナート」の安心安全の手作りサイン
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♦ケヤキの手作り箸もいいですよ★

とりわけ割りばしの危険性はご存知でしょう☆
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♦民具の復活もチャレンジ★(醤油搾り槽)

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関連原稿★
柿渋と墨がつくる世界☆
人生の満足度や幸福度をあげられるか★
http://www.vionartnet.com/article/457035707.html

百の姓の集いと微生物★
http://www.vionartnet.com/article/462381192.html?1575163488




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