ワバチの飼養★はちはお花のなかに、お花はお庭のなかに、・・・ 世界は神さまのなかに。 ・・・そうして、そうして、神さまは小ちゃな はちのなかに。 

「はちと神さま」(金子みすゞ)
ミツバチそして自然がすべてを教えてくれる!


ワバチは「家の盛衰と関係する」「不浄の時にいなくなる」「浄、不浄のもので、ワバチは清浄を好む」「ミツバチが分蜂する年は豊作だ」「ワバチ(あるいはヤマンバチ)は自然のもの」と言い伝えられている☆
このことはワバチが家やその土地の性質を持つ「土気」の性格を持っていると考えられている☆

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春に分蜂したミツバチをつかまえるか自然に巣箱に入るのを待ち、秋に1~2年おいた巣からハチミツを採るだけの飼養だけど・・・☆
分蜂の季節は養蜂をするものにとって心躍る日々がつづきますね!

五月五日、突然!曇ったお昼どき、数十年経つ大きなケヤキの幹に蜂球!
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【上を向いて、前足を使ってぶら下がる日本ミツバチ】


風のあたらず、暑すぎない、大木のあるミツバチが好む環境が大事!
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【ビオナート発酵農園のシンボルツリーの一つ】

分蜂(ぶんぽう)とは
巣の中で蜜を集める空間が無くなったり
巣を大きく広げる場所が無かったりすると
新しい女王蜂が作られ、古い女王バチが働きバチの
約半数を連れて新しい巣を作る場所を求めて飛び出して
巣分れすることです☆


毎年同じ樹種の同じ場所に集まる習性の日本ミツバチ★
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【分蜂群は、数時間~2日間、巣箱の近くの木等に集合して蜂球】

日本ミツバチはセイヨウミツバチに比べて樹木の花を好む傾向があるせいなのだろうか☆
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【武蔵野ケヤキと九州ケヤキのうち九州ケヤキを気に入る日本ミツバチ】

日本ミツバチのコロニーは1匹の女王蜂と1~2万匹の働き蜂からなる☆
春の繁殖期には、これに雄蜂が加わる☆
女王蜂は体重が働き蜂の3倍くらいで、一日に卵の数は数百~千個程度産卵する☆
寿命は女王蜂が2~3年と長く、働き蜂は越冬期を除いて約1か月と短い☆


「ケンポナシの花の咲く年には蜜がたまる」ともいわれる☆
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【農園のケンポナシ】
ハチが人の手が加わることを嫌い、自然に近い状態がもっとも適した飼育法であることに調和の世界を感じます☆

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【重箱式の第三号待ち箱に峰球の塊を網ですくって移す】

巣箱の巣門に天敵防止のために特製の「おさえ板」☆
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【この一号巣箱から巣別れしてケヤキの幹に分峰群をつくる】

日本ミツバチの蜜蝋を塗布して誘引剤に★
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【巣門で扇風蜂が環境調節をし、巣内の換気を行なっている☆巣落ち防止のため十字に竹の棒を取り付ける☆】

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【昔ながらの自然木の巣箱】
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【箱筒を積み重ね型のミツドウ(島根県佐田町・弥栄付)】

「巣箱は人がとてもよく仕上がったと思っても、それがハチの好みと一致するとは限らない。より自然でなければならない」★

一般の道具の多くが人びとの生産活動における合理性・効率性という点を重視しているのに対して、ニホンミツバチの巣箱は、ミツバチが好む、野生の営巣環境を復原できる道具であるという☆

自然を変形や改変することなく、自然と微妙なバランスを保ちながら維持させている民俗技術を自然の「原形」的利用ということが出来る☆

伝統的な日本ミツバチ文化を引き継ぐことが、年ごとに難しくなっている現状はあるけど・・・☆

民俗の自然観は自然科学における分類学や生態学といったアカデミックな知識とは異なり、日常生活の中でのみ意味を持って、機能する知恵ともいえる☆

日本ミツバチの伝統的養蜂に学び、そのDNAを愛していきたいものです☆


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【当時は軒下から樽や箱が吊るされて、横向きに使われていた】

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https://www.uekipedia.jp/落葉広葉樹-カ行/ケンポナシ/


♦参考文献
日本人のニホンミツバチ観 塚本 学
熊伊那谷における養蜂 岩崎 靖
熊野におけるワバチの飼養 井上直人
遠野の養蜂 宇野理恵子
西日本の伝統的養蜂の技術 宅野 幸徳
「日本ミツバチ 在来種養蜂の実際」藤原誠大 農山漁村文化協会
「ニホンミツバチの飼育法と生態」吉田忠晴 玉川大学出版部

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